Kcoのアンテナに引っかかった話題を発信しています

自転車と私。

「買いかえたいなぁって言いながら、デジカメ買うのに1年みてたよ…」と言われるほどモノを選ぶのに慎重な姉の夫。
必需品の決断は早いそうですが、選ぶ時間も楽しいものです。
その義兄に「まだ買ってなかったの?1日も早く買いなよ!1日も!」と言われたものだから、迷う心は吹っ飛んで「うん!できる限り早く買う!」と、私の心は「買う!!!」に一直線となりました。
義兄の言葉は信頼できる。

子乗せ電動アシスト自転車の話です。

自転車に関しては、思い入れがありました。
幼い頃の記憶は忘れがちで周りから呆れられるような私ですが、初めて自転車に乗れた時の嬉しさは強烈です。
楽しくて嬉しくて、すぐ乗りたくて、朝早くにひとりで起きて家の周りを自転車でグルグル回って喜びました。近所のおばさんに呆れられるくらい。まだ幼稚園児のときのことです。

それから兄や姉のお古に何度目か乗って、小学校中学年頃に念願の新しい自転車を買ってもらえました。
とても嬉しくて頻繁に濡れたタオルで拭いたりして大切に乗りました。
そんなある日、きょうだいに無断で乗られ、傷や凹みをふんだんにつけられてしまった。
「元に戻して欲しい」と自転車屋さんへ持っていっても、前カゴの歪みを手で直してもらえたくらいで「これ以上は直らないよ」と言われてしまいました。当時は「新しいパーツへ取り替えてもらう」という発想が私にはなく悲しい気持ちになりました。あってもお金もかかるし、「我慢して乗って」と親に言われただろうけど…。

それからは、傷ついて凹んだ自分の自転車を見ると、悲しく、腹立たしく悔しい気持ちになり、自転車を見るのも避けるようになってしまった。そしていつの間にか、タイヤの空気もペコペコになった。

その自転車がレストアされて”Kcoスペシャル”として蘇るのですが、それは随分後の話です。
20代になってから、再び自転車好きが再燃します(それに関しては、以前のBLOGに)。今思うと、その時期、社会人をドロップアウトしてしまい、落ち込んでいた私の心も自転車とそのお仲間に助けてもらったように思います。
現在は、ポーターシルク(小競輪)とMIYATAのEIGER(ランドナー)が実家にあり、普段使いに中古のママチャリがマンションの駐輪場にいます。
先ほどの生まれ変わったKcoスペシャルは、マンションの駐輪場の火災によって全焼するという劇的な別れとなりました。こんな感じに →Kcoスペシャルご臨終

結婚して生活も変わり自転車に乗る機会も少なくなり、Kcoスペシャルを失った後、再びお気に入りの自転車をもつ気持ちになれず、普段使いの買い物用は中古で思い入れを持たないママチャリでいい…と今に至っていました。

話は戻り、娘を妊娠してから約2年間自転車に乗れずに過ごしていました。
そのブランクがあっての子乗せ電動アシスト自転車。
自転車屋さんで試乗をさせてもらった一番の感想は

「わたし、自転車好きだった!!」

初めて自転車に乗れたときの気持ちがブワーッと蘇り、納車を待ちわびました。
それから娘を連れ回しての自転車生活が始まります。

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