冷たい水が手に厳しい季節になりました。
まだ限られた単語しか話せない娘ですが、熱いお湯を触ると「あっつ!」と言い、冷たい水道水に触れても「あっつ!」と言います。
手への刺激という意味で同じ感覚なのでしょうか。単純に「つめたい!」という単語は長くて難しく、まだ言えないだけかとも思いますが。
長いことハンドクリーム難民だった私も、ついに去年、定住先が見つかり安心して手荒れあかぎれの季節を迎えられるようになりました。
ありがとう、ユースキン!
手荒れに関する正しい知識を持っていなかった私は、あかぎれでパックリ切れた手に尿素配合のハンドクリームを塗って「ピリピリする…けれど刺激があるってことは効いてるってことなのか?」としっかり間違った解釈をして、我慢してそれを塗っては「なかなか治らないよなぁ」と愚痴ったり。
また、保湿系のハンドクリームを塗っては「潤う感じはあるけど、あかぎれが治る感じではないよなぁ。塗らないよりマシだけど…」など、いろいろなハンドクリームを手に取ってはそのようなことを繰り返していました。
ユースキン、その存在は知っていました。
ただ、定番のロングセラーものすぎて、手に取ろうとしていませんでした。
なぜかというと、赤チン的な存在かと勘違いしていたからです。
小さい頃に転んで擦り傷を作って帰ってきたら、おばあちゃんが「赤チンでも塗っておくといいよ」と持ってきてくれたそれです。
そういえば、赤ちんって全然見ないけれど、どうしているのでしょう?塗った場所が赤くなるので「何だか効果ありそう」と幼い当時はそう思うこともありましたが、そもそも何の効用があったのかも今となっては謎です。
ユースキン、使う前まではそんな感覚の商品でした。私の中で。
それが昨年、パッケージが新しくなっているのがたまたま目を引き、「試しに使ってみるか…」と手に取りました。
数日使ってみたら、「あかぎれが治ってる!」
今までハンドクリームは”手荒れを防ぐもの”という認識でいたけれど、ユースキンは”手荒れの治療薬ではないか!?”と。
正直、あまり期待していなかっただけに、その効果に驚きました。
保湿に効果がありそうなハンドクリームは塗った後にベタベタして、それが嫌で無意識に塗るのを避けてしまい、ハンドクリーム自体を使わない
→手荒れが悪化する
→別のクリームを買ってみる
→使いかけのハンドクリームばかりが貯まっていく…
という悪循環に陥っていました。
ユースキンは手にしっかり塗り込むと、ちゃんと塗り込んだ実感があるのにベタベタしないのが嬉しいです。ちょっと塗るかという気軽な感じで塗れます。
久しぶりにハンドクリームを全部使い切りました。
今までのハンドクリームで「しっかり塗りましたよー」とケアできた手は、その直後だと、「水で濡れた手で食材を触れると手に塗り込んだつもりのクリームが移りそうで嫌だな…」と思い、食事を作る時間の近くにハンドクリームを塗るのを避けたりもしていましたが、それも気にせず使えるようになりました。
ハンドクリームを使う習慣のない夫も、気が向いたときにユースキンを使うようになりました。
その爪の間に仕事で使った絵具が残る”働き者のミト爺の手”のようにゴワゴワした夫の手も、心もち柔らかくなってきたように思います。
我が家の姫さま(娘)はナウシカの様に優しく、その手を「好きだ」と言ってはくれません。ゴワゴワの手でほっぺを触られようものなら、しっかり顔を逸らします。
今では、家のユースキン残量がちゃんとあるか?を意識して過ごす様になってしまいました。
それはまるで、電動自転車のバッテリー残量が20%しかないのに、これから1時間かかる場所へ出かけなくてはいけない。「やばい!帰りまで持つかドキドキ不安だ…」という感覚と似ています。
去年までは、クルクルと丸い蓋を回すボトルを使っていたので、ユースキン残量が一目瞭然でした。
今年は、シャレたポンプタイプのユースキンを買いました。
大容量でコスパがよく、ポンプが便利な上、中身の容器ごと替えられる清潔なつけかえパウチがあるのでそうしたのですが、まだ買ったばかりです。
残量があとどのくらいあるかの確認はどのようにするのでしょう?重さでわかるようになるのでしょうか?
急にポンプがスカスカ!「もうないよ」となっては困るので、早めに予備のつけかえパウチを用意して、今年の冬は乗り切りたいと思います。
ハンドクリームに興味がない人には、本当にどうでもいい投稿でした。
少し遠い公園からの帰り道、自転車をぼーっと漕ぎながら手の冷たさとユースキンが頭から離れなくなり、ユースキンへの感謝を伝えることにしました。
読んでくださった方、お付き合いくださりありがとうございます。