週の半数以上は娘を乗せた自転車で、戸田市から荒川を渡る日々を過ごしています。
自宅から戸田橋に到着する頃には、子乗せシートに座った娘はウトウト眠っているのがお決まりで、その荒川までのルートもいつしか最短距離から少し大回りでも心地よく走れるルートを見つけられるようになりました。
信号にひっかかりにくく、車道の横を極力走らない、道路のデコボコの少ないルートです。
お気に入りのルートを探したり、知らない街が馴染みになったり、素敵なお店や公園を見つけたり…自分の思いつきだけで気ままに移動できて、目で見て匂いをかぎ、体感できる自転車ライフが楽しいです。
荒川までは、そこに合流する川沿いを走るルートが最近のお気に入りです。
今日もそのルートを走っていたら、白鷺に出会いました。
この川沿いを走り進めると、結局4羽と遭遇しました。
白と嘴の黄色のコントラストがきれいです。
鴨?ものんびり泳いでいます。
公園の池以外で初めて遭遇し、しかもこんな住宅街の川沿いで…
娘さながら「わぁ」と声が出てしまいました。
荒川を挟んだ板橋区では見たことがありませんでした。
板橋区から戸田市に移り住みもうすぐ9年になろうとしています。
戸田市は、のんびりとした空気感で空が広く、適度な余白があり、なんだか息がしやすく感じます。建物の高さも低く、小さな公園が点在し、空き地もあるのがそう思わせているのかもしれません。
板橋区へ渡ると途端に建物が高く、住宅も密集するように建っていて、道も細く車道沿いを走るとドキドキします。一方で、生まれ育った街なので親しみがあり下町の様な暖かさを感じます。
ただ最近は、荒川を渡り戸田市へ戻るとどこかほっとしている自分に気づき、なんだか複雑な気分です。
戸田市はとても暮らしやすいです。
スーパーは充実しているし(戸田駅周辺にはOKストア、ヤオコー、サミット、少し走ると北戸田イオン、ベルク、マミーマート…)
夫のDIYに欠かせないホームセンターもビバホーム、ロイヤルホームセンター、コーナンドイト、玄人向けの健デポ…と自転車で行ける距離に選び放題です。
水道料金も激安で、都心への適度な距離がちょうどよく、荒川越えただけで住宅の家賃もリーズナブル。住んでいる人も若い子育て世代が多く街に活気と勢いを感じます。財政が健全なので公共サービスも不安なく、「なんだかケチってるな」と思うことがない。
ただ一点、荒川が氾濫したら戸田市全域水没…というリスクがあります。
(戸田市ハザードブックより)
数年前の台風の時には、「荒川どうにか耐えてくれ!」とドキドキハラハラして過ごしましたが、彩湖がどっぷり川の水を貯え守ってくれました。
戸田市マラソン大会で走った場所も完全に水没していて、とても驚きました。
我らが彩湖に頑張ってもらい、個人でも対策を考えておく。
そこさえカバーできれば、とても住み良い街です。
「東京都に住むこと」にこだわりがなければ…
戸田市の暮らし楽しいよ!