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2Lやかんでお茶づくり

我が家は一年中、2Lの大きなやかんが欠かせません。
やかんにすっぽり入る茶こしのついたやかんです。

喉の渇きを潤す水分補給のお茶として、夏にはまとめて作って冷やした冷茶、冬には冷やさず大きな保温ポットにストックし、飲みたい時に飲んでいます。

作るお茶は季節を問わず、「麦茶」「ほうじ茶」「いり番茶」をその日の朝の気分で選んでいます。
この三種類に共通するのは、水色が茶色いお茶ということ。

熱湯で淹れたお茶は特に、朝作ったその日のうち(できれば夕方位まで)に飲み切ります。熱々で淹れたお茶は、温度が下がるほどに味も香りも劣化します。特に緑茶の場合は劣化が顕著で、水色は赤みがかり、味もわかるくらいに変化します。
茶色いお茶はそれが緑茶に比べて感じにくく(同じように劣化はしていますが。ほうじ茶は色が濃くなっていく気がします)、「朝、火にかけてまとめて作り、1日かけて飲むお茶」には適しているのかな?と思い選んでいます。


・麦茶

誰もが知る、その麦茶です。 

粒の麦茶を使った作り方ですが、やかんに水と茶こしに入れた粒の麦茶をセットして火にかけます。
沸騰したら火を止めて15〜30分?(粒を摘むと簡単に潰れるくらい)放置し、茶こしを引き上げます。
麦茶を水から一緒に火にかけるのは、水の温度の上昇と共に麦に熱が通った方が麦のデンプンの糖化に良く働くかな?という勝手な予想です。土鍋のお米しかり、焼き芋しかり。(しらんけど。)
沸騰してから麦茶を投入する場合は、放置時間はもっと長め(30分〜?)の方がいいと思います。(ゆで卵を作るときを思い出します。)

粒の麦茶でつくった麦茶は、出来上がったお茶の水色に濁りが少なく透明で、香りもよく、雑味も少なくほんのり麦の甘みが感じられ、熱々の麦茶を味見するとニンマリしてしまいます。
潰れるくらいにしっかり熱の通った粒麦をそのまま数粒食べてみたら、麦茶を凝縮したような甘味がありました。ただ繊維で口当たりは悪いのでたくさん味わうのはお勧めしません。

忙しい朝には気軽に水出し。
水を入れたやかんの中にティーバッグの麦茶を投入して、そのまま放置…ということもよくあります。


・ほうじ茶

煎茶よりお葉の大きな緑色の番茶を焙じた茶色いお茶です。

やかんで水を沸騰させて火を止めて、その後ほうじ茶をいれた茶こしをやかんに落とします。すると一気に香ばしいしあわせな香りが立ち上がります。
ほうじ茶は麦茶と違って茶葉なので、煮出したり長く抽出せずに美味しい成分だけお湯に移してもらう感覚でササっと茶こしを引き上げています。
逆に、煮出したり長く置いておくと余計な雑味が出てしまい、水色もどっぷり濃いエグ味のあるお茶になりがちです。
ただ、適度な雑味やエグ味は”飲みごたえ”にもつながると思うので、どれだけ抽出するか?は、最後は好みになりますが。


・いり番茶

「いり番茶」は「京番茶」とも呼ばれていて、京都では「番茶と言えば、いり番茶」と言われるほど生活に根ざしたお茶。
また、「赤ちゃん番茶」とも言うほどに、カフェインの量も緑茶に比べて少なく小さなお子さんが飲むこともあるそうです。

関東に暮らす私には以前は全く馴染みがなくて、初めて「いり番茶」に出会った時には、その独特の香り(スモーキーで燻製のように燻した香り)と茶葉の形(茶色で撚りがなく、枯葉のままのような形状)にとても驚きました。
ところが飲んでみるとその独特の香りが鼻からスーッと抜けて、スッキリとした中に心地よいほろ苦さが癖になり、ゴクゴクと飲みすすめてしまいます。水分補給にピッタリです。

ただし、人により”好き嫌い”の好みがはっきりあるようで、万人受けするタイプのお茶ではないことを記しておきます。
ちなみに、「煎茶は深蒸し!番茶と言えば、緑の葉だろ?」という関東人代表みたいな私の父は「これがお茶?!」と、苦手意識丸出しでした。
対して、ウィスキーの樽の香りが好きな私の夫は、どこかそれに通じるものを感じたようで「匂いに癒される…」と好んでいます。

いり番茶は粒麦茶と同じ方法で、水から火にかけ沸騰したら火を止めてしばらく放置。それか、沸騰してから茶葉を投入。どちらでも。
以前置いているのを忘れてどっぷり長く抽出してしまったことがありますが、麦茶のそれに比べると水色も濁るほど濃くなることはなく、味もエグくて飲めないほどでもなく。あまり神経質に扱わなくても大丈夫とわかり、私にぴったりです。(美味しく飲みたいなら、抽出時間に注意しましょう)


使う麦茶や茶葉の量

商品のパッケージに記載された分量を参考に、好みの濃さを探してみてください。私はバサバサッ!と最近は目分量で…
※「急須の量(300cc前後)に対して何グラム」という表記がある場合に、2L位たくさん作るというときはその分量相当の茶葉を使うのではなく、分量に比べてだいぶ少ない量の茶葉で大丈夫です。


お茶をポットに移すとき

事前にポットの中に熱湯を入れて少ししてから湯を捨てて、ポット自体を温めてからお茶を移すとお茶の温度が冷めにくくなります。
出来上がったお茶を保温ポットに移す時、茶漉しを通すようにしています。やかんの茶こしをすり抜けた小さく砕けた茶葉が意外とあるからです。

 


ちなみに、カフェインの量は…

少ない順に
麦茶(ノンカフェイン)<いり番茶 <ほうじ茶
となります。
1歳の娘には今のところ麦茶を作っています。


蛇足。
2Lのやかんについてですが、
「2L沸かせるやかん」が欲しいという場合、3Lのやかん(満水容量3L、適正容量2L)になるので購入する際は表記をしっかりご確認ください。
「2Lのやかんを買ったら1.5Lしか沸かせないじゃないか!」ということにならないように、どうぞご注意を。

 

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