娘はやっと色の名前がひとつだけわかるようになり、言えるようになりました。
家でもスーパーでも道の花壇のお花を見ても、黄色のものを見つけると指をさして「きいろ」と教えてくれます。「きいろ」という単語の音が好きなのか、楽しそうに「きいろ」「きいろ」と話します。
娘と光が丘公園へ、いちょうを観にいきました。
空も地面も、あたり一面「きいろ」の葉で溢れています。
少し前の新聞で、この光が丘公園の銀杏並木が色づいている様子を知り、先週初めて観にいきました。
自転車がなかった以前は、光が丘公園まで電車を2回乗り換えて1時間以上かかっていました。ベビーカーに娘と荷物を乗せての移動はそれなりに大変で、公園に着く頃には休憩したいな…という気分。大きな公園なので、目的の場所へ移動するのも時間がかかります。
前から予定を立てて、「よし行くかー」と心の準備をして遊びに行く場所でした。
だけど今は自転車があるので、思い立ったら「行ってみよう!」と行動できて、着いてから公園内の移動もスイスイです。
たどり着くまでGoogleMapで道を確認したり迷いながら50分位かかりましたが、その途中に娘が好きそうな公園や美術館を発見し「今度、ここに遊びに行こう」と新たな楽しみを見つけることもできました。
電車移動の感覚とは違い「この場所、家からこんな距離感なんだ?意外と近い!」と思いがけない発見があったり。自転車で走っていると、地面が繋がり街が繋がっているのを実感します。
先週初めていちょう並木を通ったときは、鮮やかな黄色い葉のふわふわ絨毯でしたが、今日は少しくすんだ黄色の、歩くとカサカサ音のする地面になっていました。風が通るとサラサラサラ…と心地よい音をたてて、ゆらゆら揺れて葉が落ちてきます。銀杏の実の香りも強くなった気がします。
秋から冬へ。
自分でペダルを漕いでいるとだんだん体も温まり、冷たかった風がひんやり心地よい風へと体感が変わります。だけど、座って正面から風を受け続けるだけの娘には、いつまで経っても冷たい風です。
これからの季節は、娘にはベビーカーで使っていたブランケット(これがまたサイズ感もピッタリ!)をかけて、気温が低い日や風の強い日にはレインカバーの前を閉じて走ります。これで真冬も自転車で遊び倒せるかな?